熱帯魚の餌やり、俺はSuicaでやってるけどお前は?
これは Raspberry Pi Advent Calendar 2021 13日目の記事です。 adventar.org
あけましておめでとうございます。
あしゅりーです。
今年のGWあたりにIoTアクアリウムを始めました。
それに伴いラズパイを活用したのでその話を書きます。
ラズパイ歴
初心者です。
初めてであること、かつIoTアクアリウム実現に際して特段の制約も無かったため、他の用途でもいろいろ弄れるように現行の最新モデルであるRaspberry Pi 4 ModelBを購入しました。
Raspberry Pi 4 ModelB DoitsuNoTori mod. #あしゅりーアクアリウム pic.twitter.com/ugMAHtZCQm
— あしゅりー (@Asyley_) 2021年5月9日
あらゆるデバイスにドイツのトリシールを貼をらないでください。
IoTアクアリウム
俺のIoTユビキタススマートDXアクアリウム熱帯魚水槽を見てくれ
アクアリウム歴も浅いのでレイアウトも呆れるほど下手ですが気にしないでほしい[50日目] 前景草のグロッソスティグマが伸び始めてきたので一面草不可避 #あしゅりーアクアリウム pic.twitter.com/DpLLeftghx
— あしゅりー (@Asyley_) 2021年6月19日
このアクアリウムでは現時点でこんな感じのことができます。
あしゅりーアクアリウムで現時点でできること
— あしゅりー (@Asyley_) 2021年11月6日
(そろそろ入りきらなくなってきた)
☑ 水温管理の自動化(計測/警告/冷却)
☑ 自動給餌
☑ 照明の自動点灯/消灯
☑ CO2の自動添加(バルブ開閉)
☑ 水槽内の静止画/動画撮影、ライブ配信
#あしゅりーアクアリウム #IoT水槽 pic.twitter.com/vS6rownrNn
熱帯魚の餌やりにセキュリティを
小学校の頃、遊びに来た友達が家の金魚水槽に勝手に大量の餌をやってしまい大変なことになった経験が皆さんにも必ずあると思います。(ここではある事とします)
もうお分かりかと思いますがアルキメディアン・スクリューとSuicaを使ってセキュリティ施策を見直すことで解決できます。
アルキメディアン・スクリュー is 何
こんなん
Silberwolf (size changed by: Jahobr) - File:Archimedes-screw_one-screw-threads_with-ball_3D-view_animated.gif created by Silberwolf, CC-BY-SA-2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2489813
これを使って熱帯魚水槽の自動給餌機を作りました。
アルキメデスも冷めた目で見ているに違いありません。
まずは完成物
最終的にこんな感じのものができました。
信じられないほどサーボモータがやかましい[74日目] 全国1億2000万のアクアリストの永遠の課題
— あしゅりー (@Asyley_) 2021年7月13日
「来客者が勝手に餌をあげてしまう」
問題を解決するのはやはり、セキュリティです。NFCリーダを使い、事前に設定した特定のICカード(タグ)だけが自動給餌システムにアクセスできます #あしゅりーアクアリウム #IoT水槽 pic.twitter.com/WnVgex3Y9b
やったこと
無限回転サーボモータにスクリューを取り付けた給餌機を作成
アルキメディアン・スクリュー構造を100均クオリティで具現化、これをサーボモータにくっつけて回せるようにします。完璧だ… #あしゅりーアクアリウム #IoT水槽 pic.twitter.com/Bn3yvy5Atj
— あしゅりー (@Asyley_) 2021年6月6日
精度が必要になるものなので3Dプリントするべきだと思いますが、反省はしていません。
サーボモータは一般的な180°回転の物ではなく無限回転が可能なSG90-HVを使いました。
サーボモータをラズパイで制御して回転させる
import RPi.GPIO as GPIO import time PIN = 18 #BCM GPIO.setmode(GPIO.BCM) GPIO.setup(PIN, GPIO.OUT) servo = GPIO.PWM(PIN, 50) servo.start(0.0) # 5秒間サーボモータを回し続ける servo.ChangeDutyCycle(12.0) time.sleep(5) GPIO.cleanup(PIN)
通常のサーボとは異なり、無限回転サーボにおいて一方向に任意の時間回転させ続ける方法がとうとう最後まで分かることはありませんでしたが、これでなんとなく動いたのでテストの上、OKとしました。
餌の入った容器に貫通させる
上記の動画の通り、餌の入った容器に穴を開けてスクリューを貫通させます。 スクリューには入り口と出口の穴を開けておき、回転することで餌を押し出して出口に運びます。
最後に、これを台座に固定して水槽に取り付けて完成です。
NFCリーダでSuicaの読み取り
これをcronで定期実行すれば良いだけですが、Suicaで出来るようにします。
特に何のひねりもないですがNFCリーダとしてSONYのRC-S380を使い、こことかを参考にして特定のSuicaをタッチした時だけ上記のプログラムが実行されるようにしました。
もっとセキュアにするにはSuicaに特定の残高がチャージされているときだけ認証を通すとかにするとよりアホっぽくなるので良いと思います。
あしゅりーはやりません。
どうしてこんなことをやったのか
Q:どうしてアルキメディアン・スクリューなの?
A:かっこいいから
見ての通りSuicaタッチは後付けですが、自動給餌機そのものはいろいろな人が自作して試行錯誤しています。
その中でもメンテナンス無しで長期的な稼働が見込める方式としてこのやり方を採用しました。
とはいえ、世の中にはあしゅりーのような悩めるアクアリストのために自動給餌ソリューションがいろいろあります。
アルキメディアン・スクリューを利用した既製品でいえばエーハイムからこういう感じのやつが出ています。
おわりに
これでええやん(BAD END)
蛇足
書きかけですがIoTアクアリウムで作ったものをScrapboxにまとめています。
今後もいろいろ要らない機能を追加していく予定です。
scrapbox.io
Twitterでも #あしゅりーアクアリウム でツイートしています。
最近、フルリモートから週1,2日出社になり転職しようと思うので、アクアリウムにSuicaタッチで自動給餌する案件ありましたらオファーのほどよろしくお願いします。
あしゅりーのBitcoinアドレス
1jYnUXDDu8Ve1aJGhjqg3D65r1C7r58Xm
株式会社はてなに入社しました
株式会社***を退職して10ヶ月無職して***株式会社に入社しました。
社名無しでいきます。GAFAじゃなくてごめんな…
あけましておめでとうございます。
あしゅりーといいます。
職業は無職です。
退職した
退職と就職エントリに加えて無職エントリまである欲張りセットだけど内容は薄い。
4年勤めた前職を去年の2月に辞めました。
前職では機械設計/電気的設計/ソフトウェア開発と何でも屋さんをやっていました。
名古屋で防衛に関するアレやアレを作っていたということである程度察してもらえると思うので社や機体名は無しです。
以下主にやったこと
- ***の発射装置の筐体設計(CADで図面描きまくった)
- ロケットのエンジン制御装置の筐体設計と電気的インタフェースの設計
- 夢の国から飛んできた***を***する***システムのソフトウェア設計開発
ソフトウェアをやっていたのは4年間のうち最後の1年のみです。
理由
もともと設計職がやりたくて入社しましたが、ソフトウェア設計やってるうちに自分で実装したくなっちゃった(ごめんね前社)
大学院まで情報科学を専攻していましたが、とうとうコンピュータサイエンスのあらゆる分野に精通することは無かったので、以前から興味あった宇宙・防衛分野で設計がやれる仕事を探して入社しました。
ソフトウェアの設計では、要件定義→仕様策定されてきたやつを各機能の挙動レベルおよびデータベース設計までを行って、最終的なコーディングフェーズは外注で投げます。
数行直せば解決するバグくらいなら自分たちで直しますが、新機能やある程度ボリュームのあるバグ修正、テストが大変そうなやつは外注さんが浄化してくれていました。 ので、1年やってほとんど自分でコード書いてないです。
書いたのはドキュメントです。(まぁ当然だね)
ドキュメントよりコードを書きたくなったので(現職で無理そうなので)辞めました。 設計に興味がなくなったのではなく、「自分で実装出来ないのに設計なんてできるか」という感じです。自力で実装できる力をつけたらまた上流工程をやりたいと思ってます。
社のレガシーな開発環境や社風なんかもありますが、分かった上で入ったので割愛します(Twitterではネタにしてるけど許して)
無職
たのしいね
社会から解き放たれ、3月から10ヶ月間無職しました。300日くらいです。
Q:なんで次の社探してから辞めなかったの
A:いや無職したいじゃん。名古屋から関東に生活の拠点移したかったので、一度辞めてゆっくり探したかったのが建前で遊びたかったので。
Q:お金どうしたの
A:300万円用意しました。今はもう無い(虚無)
Q:10ヶ月も転職活動してたの
A:9ヶ月半死ぬほど遊んでお金が無くなったので慌てて就活したら2週間で決まっちゃった
名古屋から関東に移住した話はこっちでちょっと書いてます。 要点をまとめると、好きな美少女キャラクターの名字と同じ名前の地名に引っ越しました。
社会復帰
最初はWebアプリのフロントエンドをやりたかったんですが、エージェントと相談して「Webの経験無いと厳しいね」ということで、前職がC++での開発だったため「ソフトウェアのサーバサイドをやりつつフロントもやれるとこ探そうね」ってなって探しました。
で決まりました。
(余談だけど面接で本当に聞かれるんだね。「前職を離職してから期間が空いていますが…何をされてたのですか?」→「クッソ遊んでた」)
本日1月1日付で一応社会復帰にはなってますが、7日に完全社会復帰見込みです。 社会人見込みです。 今月からセキュリティベンダーの***株式会社で社会に適応していこうと思います。
ご祝儀はAmazonウィッシュリストかKyashで受け付けています。
Amazon
http://amzn.asia/eKRtVUj
Kyash ID: asyley
https://kyash.co
所感
あと5ヶ月無職したかった
酉年(ドイツのトリ Advent Calendar 2018 / 24日目)
これはドイツのトリAdvent Calendar 2018 24日目の記事です。
メリークリスマス。
早いもので、4年連続となった酉年の今年も残すところあと1週間以上あります。
こんばんは、あしゅりーです。
今年もドイツのトリアドベントカレンダーに嫌々付き合っていただきありがとうございました。
第4回目となる当カレンダーでも皆さんのネタが尽きないのは流石といったところです。
ちなみにボクはネタ切れです。
大事件
多くの方に迷惑をかけていたシールですが、今年第3期ロットとなるLate2018では、ついにQRコードが尽きました。
#ドイツのトリ シールの第3世代となる次期ロット(Late2018)です。これまでのドイツのトリ(Mid2015、Early2017)から進化して、クソサイトに飛べるQRコードがシール外に付きました。シールの切り抜き線もこれまでよりトリらしい曲線になりました。 pic.twitter.com/tqJnwwrVcy
— 無職終了まで15日 (@Asyley_) 2018年11月13日
手元にシールがない(絶対要らない)人でも同様のユーザー体験をしていただきたく、QRコードをこちらからスキャンしていただけます。
— 無職終了まで15日 (@Asyley_) November 6, 2018
どうですか?スキャンできましたか?
クソサイトにアクセス出来たと思いますが、ターゲットになり得る「ドイツのトリを知らない人」に一切貢献しません。
これを使って友達を混沌に陥れましょう。
このクソサイト https://600eur.gochiusa.net は以前からドイツのトリ公式サイトとして使わせてもらっている3qgt氏が管理するクソドメイン[独自研究?]内に存在するのですが、この度Netlifyでのホスティングに際しhttpsとなりました。(かっこいい)
https://t.co/b1tNyeYgf2 はNetlifyでホスティングさせていただいております
— 3qgt (@3qgt) November 27, 2018
気になる頒布情報ですが、QRコード付きシールは今回試験的な意味も含め小数部での制作であったため、今のところ直近のイベントだったりWeb上での取引などは予定していません。
が、「通販やれ」「○○駅のロッカーに入れろ」などのクレーム脅迫などもたくさん頂いているので、落ち着いたらそのうちやります。
今はよく合うオタクなどの一部にのみ配っている状態なので世界規模での流通はもう少し待ってください。来年5月の例大祭には持っていきたいですね。
社会復帰
そういえば次の牢屋が決まりました。 年明けの1月からまた鎖に繋がれるので夢のような無職生活もこれで終わりです。
ご祝儀は各種準備がございます。よろしくお願いいたします。
ドイツのトリグッズ
Amazonウィッシュリスト
Kyash
ID: asyley
蛇足
クソ真面目な記事はこっちに書いてます。
また来年、酉年で会いましょう。
HUBのハッピーアワーに200円でカクテルを飲むやつを支える技術(TUT Advent Calendar 2018 10日目)
これはTUT Advent Calendar 2018の10日目の記事です。 adventar.org
こんにちは、あしゅりーです。
今年ついにあのTUTアドベントカレンダーとTUTアドベントカレンダーが合体してTUTアドベントカレンダーが開催されることになりました!おめでとうございます!
その記念すべきAdCalに参加できることを嬉しく思います。
自己紹介
今回は2つのTUTが合体ということなので軽く自己紹介しておきます。 ボクは田舎の方のTUTのOBです。 東京の方のTUTの皆さんはさぞかし大都会で快適なキャンパスライフを送られているのでしょう。
専攻は無線通信ネットワークで、アドホックネットワークにおけるMACプロトコルの研究をしていました。IEEE802.11にスループットで勝てる手法を提案していましたが「ダメだった」と書くだけに50ページ使った論文を大学院に寄稿して修了しました。
好きな美少女キャラクターの名字と同じ地名に引っ越した
近況です。好きなアダルトゲームに登場するキャラクターの名字と同じ名前が付く地名に引っ越しました。
転職に伴い、名古屋から脱出を考えていた際、ナツユメナギサという猥褻なゲームに登場する美浜羊ちゃんという女性が好きなので、それと同じ名前が付く千葉県千葉市美浜区に引っ越しました。街選びのポイントは名前のみです。
美浜羊ちゃん pic.twitter.com/7N40Slf65I
— メロブ委託中 (@Asyley_) 2018年3月1日
千葉市美浜区は非常に住みよい街で、幕張メッセなどがあるところです。 街もきれいで治安もよく、富裕層も多く住んでいるためか石油王っぽい人とそれなりにすれ違います。
SlackでHUBのハッピーアワーとか取得するやつ
本題です。
皆さんSlack使ってますよね。
やっぱHUBのハッピーアワー返してくれるbot必要じゃないですかぁ(ここでは必要とします)(HUBっていう名前の酒出してくれる屋さんです)
今まで名古屋にいた時は伏見HUBが本拠地でした(2回しか行ったことない)が、前述の通り千葉に引っ越したので最寄りHUBのハッピーアワーがわからない!こまった!となり生活が崩壊しました。
ハッピーアワーの時間帯は酒が天文学的なレベルで安くなります。
できた
特に技術的な共有ポイントは無い。
SlackBOTはPythonのslackbotライブラリを拝借してきており、
PythonのslackbotライブラリでSlackボットを作る - Qiita
あたりを見ながらシュッとやればとりあえず動くやつがシュッとできる。
あとは適当にコマンド形式で拾えるようにして、それに対する応答の内容を作っていく。
\info 幕張
とか
\hh あきば
とかしてやればその店の営業時間やハッピーアワーが返ってくる。
中でやってるのは単純で、例えば「幕張」と受け取ったらhttps://www.pub-hub.com/index.php/shop内の店舗からそれっぽい店名をシュッと探し出して各店舗ページから営業時間とかをスクレイピングして持ってくる。
「あきば」なんてガバガバな名前だと当然そんな店名は無いので情報取得できないが、ガバガバなオタクのために\learn機能などもある。
これでHUBボット君に直接店番コードを調教でき、次回からはその名前でも店舗情報を引っ張ってこれるので、ボクのかんがえた最強のアレができた。
雨が降ると大変なことになる
HUBは雨が降るとハッピーアワーが1時間伸びる。ふざけるな
でもありがとう。
(この情報がこのエントリの一番有益な情報となる見込みである)
秋葉原HUBがそうだったが他は知らん。
ので、今現在雨が降ってるかHUBbotが調べられるようにしよう。
今回はOpenWeatherMapが提供する気象APIを使った。
リクエストされた店舗が所在するエリア(東京?千葉?名古屋?その他田舎?等)を調べ、そのエリアの現在の天候ステータスをAPIから取得する。
とりあえず雨系のステータスなら警告を出すようにした。
herokuにブチ上げ
自分のマシンで動かしたくないのでherokuにデプロイしておわり。
heroku曰く、
If an app has a free web dyno, and that dyno receives no web traffic in a 30-minute period, it will sleep.
とのことであるが、いわゆる会話botのような運用であれば特に30分トラヒックが無かったからと言って応答が無かったり応答までにめちゃくちゃ時間がかかるということも無い。(オレオレ環境)
ただ、前述した\learn機能はユーザに教えられたやつをcsvファイルとして保持しており、ローカル環境であればそれで良かったが、heroku上にそのcsvもブチ上げるどうやら定期的にデプロイ時の状態にロールバックされるようである。
ので、\learnでガバガバ店名情報を教えてcsvを書き換えても時間が経てばcsvが初期状態に戻されるので別の方法が必要そうだ。(BAD END)
飽きた
飽きたのでここで終わりにします。良いお年を。
HUB a happy new year!(これが言いたかった)
蛇足
ドイツのトリというインターネットミームの世話をしています。
ドイツのトリ Advent Calendar 2018
8年を過ごしたSNSがあった
ポエムを書く。
Twitterのクライアント開発者でもなく、何らかの技術的寄与をした者でもないため読んで得られる知見は特にない。
そういった意味では近しい「技術系界隈」の人たちよりは、「なんかコイツらツイート量おかしいし意味不明なミームばっかり発信してんな」と優しい目で見守っていただいていた方々に特に読んでもらえたらと思う。
こんなやつも居たんだなとでも感じてくれれば十分だ。
Twitterが大嫌いだった
最初にTwitterを知ったのは2009年頃だった。
テレビもネットも「Twitterで芸能人が失言炎上!」を伝えていた。
第一印象が最悪だったため「こんなクソつまらんやつ誰がやるんだ」と思い、嫌悪感さえあり当時完全にスルーしていた。
そんな中、登録したのは2011年5月だった。
高専を卒業し大学に編入して1年経った頃で、ミーハーだった当時は(今もミーハーだが)2chまとめブログで誰かが叩かれているのをあたかも自分たちの手柄のように嬉々として眺めていた。
相当Twitterが嫌いだったんだなと思うが、そういったのを直接観測しようと登録したのが動機だったと記憶している。
今思い出しても相当つまらない人間だったんだなと思う。
見てこれほんとひどい。俺がバカだよ(登録後3ツイート目)
ツイッター(バカ発見器)にはなはだしくデビュー
— お元気で (@Asyley_) 2011年8月11日
ハマった
勢いで登録はしたが、その時点で満足してしまいフォローも閲覧もツイートもしていなかった。
結局大学や高専時代の同期(オタク)たちもやっている(限界オタク大学なので構内でも本名知らんがハンドルネームは分かるのでそっちで呼び合った)ということで数人フォローしたり、好きだった東方アレンジサークルの人達をフォローして稀に見るだけだった。
が、研究室で卒論が詰み始めるとツイート数は増えた。不思議なもので、忙しさに比例してツイートが増えるのだ。
決定打を与えたのは大学の友達(オタク)だった。
「Shooting Starってクライアントがいいよ」
ShootingStar(2018/8/22:ShootingStar開発者に殴られたため表記訂正)
ShootingStar、な
— 大乱闘スマッシュブラザーズ (@haru067) 2018年8月22日
ツイッタークライアントとオタクとわたし
Shooting StarShootingStar(2018/8/22:ShootingStar開発者に殴られたため表記訂正)というAndroid向けTwitterクライアントがあった。
特徴としては、軽快な動作、見やすいデザイン、ワンタップアクションなどそれだけで非常に使いやすかったのだが、おまけの大量のジョーク機能(大量お気に入り爆撃機能など)に魅せられてしまった。
簡単に言えばキチガイ機能が好きになったのだ。キチガイを装える自分が、凡人である自称キチガイの自分が。
結果、ツイート量、ふぁぼ量が爆発的に増えた。
(老害メモ:ふぁぼ=お気に入り。ふぁぼると嬉しい。ふぁぼられるともっと嬉しい)
これが2012年4月頃の出来事であり、本格的なふぁぼブームが2013年頃だったので、割りとハマるのが早かったなと思う。
TwitterのWebや公式アプリ以外のサードパーティクライアントと呼ばれるもの自体はそれ以前にもいろいろ試していたが「これだ!」というものは見つけられなかった。
以下、主に使ったTwitterクライアント使用変遷。
【PC】
— お元気で (@Asyley_) 2018年8月14日
V2C→Janetter→YoruFukurou→mikutter/Krile
【スマホ】
SOICHA→Hel1um/ShootingStar
→(StSに続くあらゆるクライアント書ききれない)
→Justaway→TheWorld/Tweetbot
本当に楽しいTwitterライフだった
先見性と独創性のある開発者たちに感謝したい
最初に書いた通り、まとめしか読まないクセに通ぶって2chから入った体だったため、初めて使ったクライアントはV2Cという「2chとTwitterが一緒に見れる」ものだった。最古から10ツイート目には既にこれからツイートされている。
ふぁぼにハマった頃、やはり同族が恋しくなるわけで、同じような自称キチガイ、Twitterクライアント作者、なんかすごそうな技術者などをたくさんフォローした。もうツイッターからは逃げられない。
そういったクラスタ(老害メモ:オタクをひとまとめにして掃き捨てるとき便利な単位)に属していたため、フォロワーが新しいクライアントを作ればインストールし、「ここをこう改善してほしい」など熱心に議論した。
ネタツイートで1万回以上RTやふぁぼの通知が飛んできてはしゃいでいたのは黒歴史ではあるが、思い出として明瞭に記憶している。この先もずっと忘れないと思う。
じぇねってーのカウンタ、99でカンストしてるw http://t.co/UoE4DtZS
— お元気で (@Asyley_) 2012年9月12日
初めてバズった(バズるのは1万RT以上)ツイートはvia Janetterだったので、画面が埋まる通知をボクに見せてくれたJanetterとあの時の隣の席のラボメンの顔は忘れない
— お元気で (@Asyley_) 2018年8月14日
そういったブームが落ち着いてくるとmikutterという、主にLinuxで使えるTwitterクライアントに出会った。
「無ければ自分で作れ」という使い古された言葉があるように、無い機能は自分でいくらでもプログラムを書いて追加していけるTwitterクライアントだ。
大したスキルは無いが仮にも情報科学を志す学生としてこれは見逃せなかった。
#GentooInstallBattleに失敗して母体のWindowsを根こそぎ吹き飛ばしたのはいい思い出である(クッソまじはぁ)
今でも全然書けないがRubyはmikutterをきっかけに勉強し始めたし、まさかTwitterクライアントに付け足す機能のために新しいプログラム言語を勉強するなどとは思わなかった。
UserStreamが終わることについて
UserStreamというのはタイムライン上で更新など何もしなくても自動でポンポンと新着ツイートを流してくれるやつだ。これが2018年8月24日に廃止される。
最初に書いた「技術系界隈」ではなくもっと真っ当にTwitterを楽しんでいる人たち(主語がデカすぎる)でこの機能に恩恵を受けているという人がそこまで多くないことは理解している。
この機能が無くなることについて先に個人的考えをまとめておくと、
- タイムラインがリアルタイムに流れなくなるのは正直どうでも良い
- RTやふぁぼられたことを自動でリアルタイム通知されなくなるのが辛い
他にもいろいろ思うところはあるがこの2点に絞った。
今回Twitterクライアントの選別で特に「TLが自動で流れるから」という理由をつけて紹介したものは無い。
それは自分の中で「UserStreamといえばTL自動更新より自動ふぁぼ通知が大事」という思いが無意識的にあったからだ。(とはいえ大体のクライアントにUSは付いていたし、そもそも自動通知はそれに依存する機能だ)
Twitterはつぶやきだ。チャットツールではない。
などと言ったところでそういう使い方でドハマりしていたため信じてもらえないだろうが、「つぶやき」(発信)ができればそれでいいと思っている。Twitterの云うところの「マイクロブログ」というのがどういうモノなのか、とうとう最後まで理解できることはなかったが、最低限一方的に情報を吐き出す機械であれば、他人のツイートは見たい時に見に行ければそれで十分だという意味だ。
だがリアルタイム通知はどうだろうか。
ツイートなら見たい時にTLを自分で更新すれば良いが、「○○さんにふぁぼられた!」という情報は、公式Webで言えば「通知」欄を見に行かないと確認できない。(他のクライアントでもUSが無くなればそれは同じだ。)
つまり、画面を遷移しなければいけない。おまけに公式の通知欄は現状見づらい。
このように脇役であった通知という機能がUserStreamさんのおかげで「居場所」を見つけた、と個人的に思っている。
最近では何やら公式Webや公式のクライアントで「○○さんがお気に入りに登録したツイートです!」との説明と共に当該ツイートがタイムラインに流れてくるようだが、せめてそこはお気に入りされた「自分の」ツイートにしてほしかった、というのがお気持ちである。
当然ながら、これらの主張はSNSの使い方、価値観、人の数だけ違い、反論も多いだろうと思う。
こういった予防線を張りながらでないと発言できない未熟さは自覚している。
じゃあお前だったらUS守れたの?
無理だったと思う。
いや、結果としての廃止は正解と言った方がいいのかもしれない。
もっと言えばTwitter社(引いてはサービスを提供する側)はユーザの意見に対して話半分程度に聞けばいいと思うし、そうでないとユーザの要望だけをひたすら具現化していく機械になり、もはやそこにクリエイティブは存在しない。
だから非常に残念であるが廃止という事実そのものは納得している。
Twitter社のオカネの話はこのエントリでは触れないが、そういった経営の理由であったとしてももう少し説明してはくれなかったのだろうか。UserStreamの乱用でTwitter社を苦しめ続けた我々をもっとマネタイズに利用する手は無かったのだろうか。その一手が「積極的に切り捨てる」なら何も言えないが、納得するにはやはり説明が少なすぎる。
Twitterは過去に「サードパーティと仲良くする」と宣言していたが、この対話不能さを見ると開発者でも何でもない自分がこのようなエントリを長々と書く動機としては十分すぎるものがあった。
これからのこと
マストドンをメインで使い、同人活動の宣伝や必要と感じた時だけツイッターで呟こうと考えている。
2011年から始めたツイッターだ。UserStream公開より後である。US無しでやっていける自信が無い。
ここ数日はTLで喚き散らして不快に思った人も多かったのではないかと反省している部分もある。(今更ではある)
それでもより多くの人に知ってもらいたい気持ちはあった。しかし自分は与えられたものをただ使うだけのユーザーだ。今回紹介した多くのクライアント開発者たちから見たTwitterが書かれている本がある。当時を知っていないと理解できない部分や技術的な部分もあると思うが、本当にオススメなので読んでみてほしい(物理本が品切れでもPDF版なら買ってすぐ読めるのでインターネットさんはすごい)
mikutterの薄い本 vol.14『レズと青い鳥』- BOOTH
ツイッターお別れエントリの恒例になってるので宣伝した。
マストドンをはじめ分散型SNSと呼ばれるもののいいところは、自分にあったインスタンスを自分の意思で自由に選択できることにあり、もっと言えば共通のプロトコルによりマストドン以外の別の分散型SNSとさえ自由に繋がれるため、選択肢が比べ物にならないくらい多いことだ。
それゆえ正しい選択が必要になるが、成功も失敗も自分がコントロールできた方がいい。